安野太郎
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5月11日

taro (2007年5月12日 00:42) | コメント(0)

カンパニーIZURUのワークショップで船弁慶という演目のお勉強。ワークショップがだんだんお勉強ぽくなってきた。能は亡霊を扱う芸術なんだな。自分の活動と能の接点はいまのところこの亡霊だろう。それと逆接点として伝統芸能。今迄生きてきた中で伝統芸能に特別興味をもったことはマジで殆どない。聞いたり見たりしてきた分にはそれなりに楽しめてきたことだけど、自分で伝統芸能を素材にしたりして創作しようと思ったことなどさらさら無くて、これからも自発的にはなかなか無いんだろうと思いながらも。カンパニーIZURUと関わってしまったからには何か創作しなければならなくて、とまどいを覚えながらも伝統は無視できない問題だから。いつか乗り越えなくてはならないんだと思ってやっている。無視しがちなことを無視しないでやっているIZURUはすげぇと思う。ここで生きている僕を形成する外部的な要素のどこに伝統があるのか考えているんだけど、考えれば考える程伝統との接点なんて中途半端な形でしかなくて、もうどうしたらいいか分かんないんだけど、なんとかやってみるよ。

方法マシンは三宅島で架空の伝統芸能をやるわけだけど。これについても考えさせられる。

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