三十一日目
しょうが焼き定食
TBSの取材があったので、インタビューを受ける。
起き抜けの格好のまんまでインタビュー。
別に自分の事についてではなく、さなぎ食堂のごはんについてです。
オンエアは明後日の6時台のニュースらしいです。
そんな良い事も悪い事も言わなかったので、オンエアはされるかどうかわからないです。
その後コガネックスラボでカフェ起業の為のセミナーにホステルビレッジによく出入りしている久美子さんに誘われて行ってみる。
黄金町の歴史を知れたのがよかった。全くカフェの経営とか考えているわけではないけど、経営についてのお話も勉強になった。
http://koganexlab.a.orn.jp/
黄金町のことを簡単に。
横浜の大空襲後にバラックができて色々あって特殊風俗店ができて、青線地帯になった。ヒロポンの密売なども行われたらしい、それらが阪神大震災まで、微妙なバランスで保たれたらしい。場所は京急線の黄金町から日ノ出町の高架下。
阪神大震災後に、線路高架の耐震補強工事を名目に、一斉摘発して漂白剤をまくようにみんな真っ白にしたらしい。
でもその後また野放し状態になって、高架下の周囲にまた違法飲食店街が現れる。家賃収入がやっぱけっこういいらしいのだ。今度は件数が倍増したらしい。その増え方はまさにライフゲームに似た論理らしい。売春普通のお店売春→売春売春売春みたいな感じで。2005年あたりにこんどは横浜もマジになって、特殊飲食店撲滅作戦に乗り出して、今は殆どないらしい。でも建物は残っていて、それの今後の利用をカフェとか、アートとかその類いのもので考えてるみたい。BankART桜荘もこの地区にある。
これはいいことなのかわるいことなのかわからなかったけど、どうしたらいいかわかんねーからアーティストに投げちゃえーって感じなんでしょうか?
たとえ黄金町の特殊飲食店街を利用しなかったとしても、それが日本の横浜にあるらしいっていう存在だけで、バタフライ効果の様にどっかのだれかの心の支えにはなっていなかっただろうか?今、新宿のフォトグラファーズギャラリーで方法マシンが松井茂の量子詩を朗読してるんだなってことが、少なくとも俺の心の支えになっている(なってねーけど。)かのように。
まぁエイズだとかなんだとか言われちゃったら、ちょっと俺も黙っちゃうけど。
横浜も本来の姿であるスーパーフラットになりつつあるのかもしれないなー。一億総さいたま化。
音楽映画は一億総スーパーフラット化計画に加担してやろう。
そして国民よ俺を恨むがいい。という路線もありえるな〜。
と、冗談なのか冗談じゃないのかわからない感じでさなぎ食堂で、月見ハンバーグ定食を食べました。