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ゾンビ音楽のCD 演奏の産業革命とIT革命

昨日、本来なら発売日が23日なのですが、イベントに呼ばれていたので、CDを先行発売してきました。みなさんの愛のおかげでCDわりと売れました。


初めて出すCDでどれくらい売れるもんなのか、検討もつかず、500枚プレスすんのも、1000枚プレスすんのもあまり費用が変わらないやってことで、調子に乗って1000枚プレスしています。この世にいる1000人のCD棚には並んでもいいだろうと見積もってのことです。

2500円という強気の値段設定は、自分で言うのもなんだけど、ゾンビ音楽の唯一無二性と、映像特典あってのこの価格だと思います。

巷ではクラウドファウンディングとか助成金獲得など、アーティストが色々な方法で制作のための資金を獲得する手段がありますが、ゾンビ音楽は
小売と公演というシンプルな手段が向いていると思った。

・ゾンビはギャラがいらない。(作るのと運ぶのにお金がかかるだけ)
・疲れないから、何度でも同じことやってくれるので、何度でも公演打てる。 でもロボットとは違う

楽譜の発明、発展により、演奏家はリハーサル時間とかぐっと短縮できたし、本番でも楽譜をみながら演奏することもざらだったりします。これによって、おそらく一人の演奏家が抱えられる本番の量とかがぐっと増えたことでしょう。
これを演奏の産業革命だとすると、ゾンビ音楽は演奏のIT革命を成し遂げていると思います。それが良い事なのか悪いことなのかは置いといて。

演奏の産業革命以前の音楽の状態を取り戻す方向性もあると思います。むしろ生身の人間はそうあって欲しい。「とりもろす系」で。

でも、死体を選んでしまった以上、IT革命の方向性に行かざるを得なかったというか、死体にとってはそっちが魅力的に感じました。

快快ていう劇団と関わったときに、何日も時間かけて訓練して、複雑な台詞をいわゆる暗譜でやっているのを見て、演奏家って楽だなとか思ったし(もちろん楽譜をきちんと読んで演奏できるような能力の獲得にはとても時間がかかりますが)、あと楽譜使う音楽に演劇ほどの多様性が認められないのは、音楽が産業革命内の表現で止まってるからだな。と思いました。

これは、光のないに関わっていた三輪さんも似たようなこと言ってました。


演奏のIT革命を成し遂げたゾンビには弱点があります。

ゾンビは死んでいるので、知り合いを公演とかに呼べないし、
CDの販促もできない。それはこの先、何体ゾンビが増えようとも変わらない。だから宣伝とかちゃんとしてあげなければいけない。生きている人間にCDを買ってもらったり、生きている人間に公演に来てもらうためにはここは避けられないです。
グループとか集団だったらさ、一人◯人とか呼べばハコ代払えたりしちゃうじゃん。ゾンビはそこらへん何もかも俺にのしかかってくるからね。

なので、宣伝に躍起になっている僕の姿や、ライブでのCD押し売りをする僕の姿はIT革命の方向を選んでしまった宿命ですので、そういうもんだと思っていて見ていてもらいたいです。

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